先日、フェンダーレスを製作したR1100のフォグランプステーの製作です。
元々、お客様自身で、PIAA製の汎用フォグランプが取り付けられていました。
曰く、振動や走行風で、すぐに光軸がずれて、いつも修正しながら走っているそうです。
そこで、アルミ削り出しで、丈夫でしかも質感の高いものを製作することにしました。
材料の、「アルミの塊」です。
使用することによってキズが入るのを極力防ぐ為に、「A5052」という、比較的高度の硬い合金を使います。
普通、こんな硬いの使いません^^(通常は、A1016という、純アルミに近いものを使います。)
フライス盤や旋盤を使って、荒削りします。
この時、頭の中にあったデザインは、カワサキのZXRのヘッドランプの様なデザインでした。
フォグランプには少し、野暮ったいかなあ。
ひとしきり悩んだ挙句、ベビーサンダーで、ガリガリと削り落としてしまいました。
コンセプトも変更、やっぱり取り付けた状態で、いかに車体にマッチするか、いかにシンプルに出来るか、と思ったんです。
車体デザインが流線型で、なんとなく「フライングドラゴン」っぽいなあと思っていたので、コンセプトは「ドラゴンズアイ」(龍の瞳)でいくことにしました。
スポーティさも出さないといけません。
磨き倒してピカピカに。
「PIAA」のロゴも、立て向きになったので、ドラゴンっぽさが出ました。
取り付けてみました。
存在感は俄然、上がったと思います。
ただなんとなく、質感というか、物足りなさがあるというか。
とりあえず、自分本位の、独りよがりのモノ作りはしたくないので、明日、バイク関係のプロ達に見せて回って、意見を聞いてみよう。
ワンオフマフラーのR-style。