モリヤス・アイアンワークス
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以前、ウチで特徴的なワンオフスリップオンサイレンサーを製作させて頂いた、奈良県のK氏のご依頼で、ノーマルのステンレスエキパイの鏡面研磨を施しました。
それ以外にも、
1.社外ショートテールキットの取り付け
2.荷掛けフックのワンオフ製作
3.ステップホルダーのアルミ削り出しワンオフ製作
4.魔法の!?ドライブベルトベルトテンショナーの取り付け
のご依頼をお受けしました。
順番に紹介させて頂こうと思っています。
ご期待くださいね^^
XBのエキパイはノーマル時、表面処理に「ホーニング」という、つや消し加工が施されています。
表面がザラザラなので、鏡面研磨を施す場合は、このザラザラを落とす事から始めるため、研磨の工程数が多くなります。
先ずは車体からエキパイを取り外します。
エキパイ自体は丸見えなので外しやすそうなのですが、ところがどっこい!!
リアバンク側は排気ガス濃度センサーやハーネス類がいっぱいあって、知恵の輪の様に回しながら良い位置を見つけないと外れません。
ステン独特の焼け色は、1工程目でキレイに無くなるでしょう^^
先ずはフラップホイールという、サンドペーパーが束になった様な研磨材の、♯100(100番)で、ホーニングのザラザラやステン焼け、傷をすべて落とします。
次にフラップホイールの♯240で、♯100の研磨の目を消します。
フラップホイールを♯400に変え、同じように♯240の目を消します。
こういった中間作業で最終の仕上がりが決まりますのでキッチリと行ないます。
ここからはそれまでのフラップホイールから、「サイザルバフ」という、サイザル麻という麻で出来た研磨布に、ステンレス用の茶色の研磨材を付けて磨きます。
ここまできたら、前工程で残した研磨の目が残っているところが見えたりします。
そういう部位は1工程前からやり直します。
そのままでも時間をかければ消えますが、やり直した方が速く、仕上がりも美しいです。
最後の仕上げは、「綿バフ」という研磨布に、研磨材は緑色を使用して行ないます。
前工程が完璧だと、仕上げ工程は案外、楽だったりします。
今回使った研磨用資材の1部です。
単純に研磨材といっても、材質や元々の表面によって種類も多く、使い分けるので奥が深かったりします。
細心の注意を払っての取り付けです。
エンジンをかけるとまた黄色く焼けてくるのですが、それもまたレーシーでいい感じになります。
でもしばらくは、このまま眺めていたいと思うのは僕だけでしょうか?
次回は、ビューエルパーツで有名な、京都の「Buell LEO」のショートテールキットの取り付けです。
お楽しみに!!
研磨作業もR-style。