モリヤス・アイアンワークス
580-0033
大阪府松原市天美南4-5-16
TEL 072-220-8386
FAX 072-220-9226
VFR800の、ノーマルフェンダーを取り外し、新たにフェンダーレスキットを製作します。
ただ金属板を切って曲げて製作するのは量産品メーカーに任せることとして、R-styleのはワンオフですから、ありきたりな物ではなく、質感たっぷりに、オーナー様だけの為に、他社が出来ないような物を製作するよう心掛けています。
基本的には極力車体やノーマルフェンダーを加工せずに製作します。
今回も車体の加工は行ないませんでしたが、車体の構造上、センス良くまとめるのにはかなり苦労しました。
R-styleがよくやる手段として、ノーマルでは最下部にあるリフレクター(反射板)を、最上部に変更します。こうする事で、ナンバープレートの下がスッキリし、よりシャープな印象を与える事が出来るからです。道路運送車両法の規定では、リフレクターの無い車両は公道を走行してはいけませんので無くす事は出来ません。
いつもの手順どおり、ステーから製作しました。
・・・ですが、感じ方は人それぞれだと思いますが、まだ仕上げ前なので分かりにくいですが、ボルトナットが見えすぎて、武骨すぎて僕にはあまりカッコよく思えないし、仕上げして完成しても、良くならないように思えたんです。
そこで、どうするか散々悩んだ結果、ボルト類を覆って隠す事にしました。
ステンレス板を切って巻いて溶接する方法で隠します。
溶接は、水などが入らない様に、密閉されるようにします。
最後に鏡面研磨して終了です。
・・・いつも思いますが、ブログではサラッと書いてしまいますが、方針決定から作業完了まではかなりの労力を必要とします。
伝わるかなあ、この苦労^^
取り付けてみました。
ノーマルのインナーフェンダーの形状もあるので多少武骨な感じは否めませんが、それでもかなり良くなったと思います。
これでやっと次に進めます^^。
マフラー同様、タイヤとの接触を避けるのに必要な角度を決める為の測定をします。
レーザーカットで他に製作したパーツの位置決めをします。
決定した角度での仮止めと、パーツの製作を行います。
溶接し、仕上げの研磨をします。
すごく美しくなりました!!
夕方の撮影になったので少し分かりにくいですが、良い感じに仕上がったと思います。
最後に、オーナー様がご自身のブログで紹介して下さっています。
■マフラーについて
→http://k-kami.blog.ocn.ne.jp/weblog/2010/01/post_8b89.html
■フェンダーレスについて
→http://k-kami.blog.ocn.ne.jp/weblog/2010/01/post_eabe.html
ワンオフフェンダーレスのR-style。