イタリアンスクーターのバイクカスタムマフラー販売 R-style

デイトナ６７５はセンターアップサイレンサー、しかもノーマルはサイレンサーにウインカー・ナンバーステーが装着されているので、マフラーを製作すると必然的にステーも作り変えないといけません。

オーナー様のご依頼内容は、

■ナンバーの位置を上げる事
■ナンバーの角度を地面に対して４５度にする事(法令の範囲内)
■積載用ネットのフックが掛けられる事
■カッコ良い事

です。

製作方法や取り付け方法についての細かい指示はありませんので、私のセンスが問われる仕事です。

しかも今回は、時間的余裕が無かったので、かなり厳しい作業となりました。
ですので、作業中の写真まで撮影出来ませんでした。


取り付けの方法は、サイレンサーの強度を上げて重量アップする事を避けられる様、フレームに取り付ける様にしました。


ノーマルは鉄製で、プレスで製作されています。

格好は良いとは思いますが、これを流用する事は避けたいところです。

確か、レオビンチ製は流用していたと思いますが、やはりせっかくのワンオフですから、安っぽく感じられるのもイヤでしたので。





これが、今回製作させて頂いたフェンダーレスステーです。

フレームマウントにしたおかげでウインカーの位置も、サイレンサー横まで上に上げる事が出来ました。

リフレクターの位置をナンバープレート下に移動する事でナンバー取り付け位置を上げた事、ナンバープレートの角度を４５度にした事などで、かなり精悍なイメージになったと思います。



ワンオフですので、左右対称にしたり、キッチリとナンバーをセンターに来る様にしたりする事がすごく難しい！！

これが、量産化の為に型を起こして、それに合わせて製作するのだと簡単なんですけどね(苦笑)。





これでとりあえずは走行する事が出来ます。

今回は、あまりにも時間が無くて、溶接の焼け取りまでする事が出来ませんでした。

実はまた次回、オーナー様がデザインされたオリジナルエンブレムを製作、サイレンサーに装着する予定ですので、その時にキッチリ最後まで仕上げをする予定です。


とりあえずの完成後、スグにオーナー様にお渡しする事になりましたが、引き取りにお越しになった際、

「ただの板や真っ直ぐなパイプから、こんなにカッコいい物、よく作りはりますねえ」

と、感心しておられました。


完成後の試乗は、少ししか出来ませんでしたが、マフラーの性能も良いと思います。
最後の仕事が終わって、オーナー様の満足顔を見るまでは、気を抜かずに頑張ろうと思っています。


今、オーナー様はバイクに乗っておられるハズですが、どんな感想をお話しになるのか、今から楽しみにしています。


輸入車マフラーワンオフメーカー、Ｒ-style。