こんにちは、とおやんです!!
最近は弊社、BMW車のパーツ開発ばかりしてると思われていますが、ちゃんとワンオフもやってるんですよ、国産車も^^
ブログ書いて無かったので、「ワンオフマフラーのR-style」とか言うときながら、量産品メーカーになったと思われてる様ですが、何とか必死のパッチでワンオフもやってます、ブログ書く暇が無かったのです。
久々のアップは、「HONDA CB500four」です。
最後には動画も入れたので、是非チェックしてみて^^
先ずはビフォー。
そしてアフター。
おい!!
マフラーの事いう前に、工場が変わっとるやないかい!!
そうなんです。
このCB、引っ越し前からお預かりしていましたので、完成までかなりお待たせしました。
なんと1年も!! 気長にお待ち下さり、本当にありがとうございました!!
しかも掲載許可まで頂いて、感謝感謝です^^
何故かというと、途中作り直しを2回もしたからです。
性能に問題があったからではありません。
単純に、出来たものがカッコ悪かったからです。
フルチタンのブルーの焼け色付きでオーダー頂いたのですが、この旧車にどうしても似合う焼け色、フルチタンマフラーが出来なかったのです。
ウチは殆どワンオフは、お任せでしかお受けしませんが、それはすごく嬉しい反面、プレッシャーもすごいのです。。。
今回のオーダー内容。
1.フルチタンのフルエキであること。
2.パワーアップの為、集合にすること。ノーマルはバラちょん4本出しですからねー
3.焼け色付けること。
4.車検に通る音量にすること、それ以上に良い音、静かであること。
以上^^
先ずはサイレンサー創るの巻。
すんません、最中の写真撮ってません。
一発目に創ったサイレンサーは、まんま普通の、ちょっと大きめの円筒形のサイレンサーでした。
静粛性とパワーアップを重視しているからそうしたんですが、それがどうしてもこのバイクには似合わなかった。
なので捨てました^^
2本目に創ったのを採用、シェル長を短く、消音性能を考えて、テーパー部分も実は消音器になってます。
次にコレクター創るの巻。
見ての通り、4-2-1です。
オーダーには無かったんですが、どうしてもセンタースタンド外したくなくて、ピラミッド型にしました。
実はこれも2つ目です。ひとつ目は、捨てました^^
ひとつめのサイレンサーが、似合わんなーとか思いながらも、それに合わせてコレクターまで創ったので、サイレンサーと一緒にスクラップ。だから2つ目です^^
センタースタンドは外さなくてもよくなりますが、オイルパンが出っ張ってるので、車体右側にオフセット。バンク角の関係で、位置選びがすごくシビアになるんすよねー
そして遂に!!
フロントヘッダー手曲げの巻。
ほんまにね、チタンパイプ炙って曲げるのなんて簡単です^^
バーって炙ってちょっと力入れたら簡単に曲がります。砂詰めるのは当たり前やでー
よく、どこそこの河原のあそこの砂が、手曲げには良いって言う人いるけどね、たぶんそんなこと言う人は、本当は曲げた事無い人かも。でも砂粒はそこそこ、細かい方がいいよ。石ころ入ってたら、ザルで濾すといいよ、その理由は内緒だよ、興味あったら先ずはやってみるのだよ^^
エキパイ曲げるのに何が難しいって、それはちゃんとどこのライン通して、思った通りのラインで曲げるかって言う事。
このCBの場合は、元々がバラチョンなので、集合にすること考えて車体が作られてない。
空冷やから当然、ラジエターもない。
ハンドリングに影響するエンジンの重心位置は、出来るだけ下、出来るだけ前になっているけど、その為にエンジンとフロントタイヤの隙間が無い。
何言うとんねんガラガラやん!!って、上の写真見て思った人。
残念でしたー(^ω^)
フロントフォークをマックスまで沈めると、こんなけしかない隙間^^
この状態で左右にハンドル切って、当たらんように曲げるのだよ。どや、まいったか!!(*''▽'')
コーナリング前のブレーキングって、みんなが思ってる以上にサスペンション沈んでるよ。
フェンダーとマフラーが当たったら、使いもんにならんもんね。
オイルフィルターの交換のメンテナンス性も考えたよ。
ピラミッド型のコレクターじゃなくて、左右に2本づつ振り分けするタイプやったら、フィルターの左右通して問題ないけど、カッコよくしようと思ったら、どうしてもフィルターの前を通さないとだめだったので、前通ってる1番2番のヘッダーだけ、脱着可能にしたよ。
普通、ワンオフマフラーは梱包の事考えなくてもいいので、耐久性考えて、出来るだけワンピースで創るのが僕の方法やけど、1番2番はスプリング1本とナット2個外せば、簡単に外せるようにしました。これもオーダーには無かった事です。
やっぱ、メンテナンス性は良いに越したことないし。
音量測るの巻。
サイレンサー本組みする前に、グラスウール入れて仮組み、音量測ったよ。
やっぱ、集合管は消音しやすくて良い。なんと変に細工しなくても、92.7dbやって。余裕やな^^
みんな知ってると思うけど、この年式は99dbまでイケるけど、それって結構爆音。
近所迷惑なのイヤやから、最新の年式の、94dbも余裕でクリアしたよ。俺ってすげえ^m^
仕上げの巻。
サイレンサー焼け色付けて、本組してエンブレム付ける。
焼け色は、シェルは研磨してから炙った方が発色が良い。
おおそうだ、ワンオフ感出すために、出口はオーソドックスなカールにしたけど、ちょこちょこっとパイプ拡管したり、角度切り増やしたりしてアレンジしてみた。どう、これ?イケてる?
エンブレムは小さめのワンオフ。
手書きの掘り込みで、メーカー名入れたよ。
僕の筆跡が、モロに出るよ。これで人類が絶滅しても、僕の筆跡はいつか発掘されるね、宇宙人に^^
それでは心行くまで、生まれ変わったCB500fourを楽しんでください^^
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ワンオフマフラーのR-style。