イタリアンスクーターのバイクカスタムマフラー販売 R-style

ブログ内検索
月別アーカイブ

バイクのワンオフマフラーの制作も承っています!

RSTCシステム採用のインナー加工で音質改善&パワーアップ

モリヤス・アイアンワークス
580-0033
大阪府松原市天美南4-5-16
TEL 072-220-8386
FAX 072-220-9226

バイクマフラー屋の製作日記

バカ息子^^

2016年04月01日
すんません、最近あまり更新してなくて^^
しかも書く事はバイクの事ばっかり。
いけませんなーどうしてもフェイスブックの方が、手軽に更新できるので、そっちばっかりになってしまう。
フェイスブックやってる方、フレンド申請して頂けたら嬉しいす。その時は簡単な自己紹介頂けると助かります。

バイクの事ばっかりだと、おなか一杯になるので、たまにゃあ志向を変えて、ウチの事でも。

今日は半日仕事休んで、息子の入園式に出席してきました。

息子、入園式。


僕のアタマが爆発してるのは気にせんとってください^^

4歳になるバカ息子が、「普通の」保育園に入園したのです。
これだけだと、どこにでもある普通のお話。

「普通の」って書かせて頂いたのは、選択肢としては、特別支援的なところへ入所するというのもあった為です。うちの息子は、先天的障害を持った、自閉症の子です。

自閉症って、この子が自閉症ってわかるまで僕自信がそうであったように、世間には正確に認知されている病気だとは言えません。

その病名から、後天的に、例えば親の育て方が悪くて、性格がおかしくなったと思われがちです。
だから親が悪い、恥ずかしい病気で、公表する事すら恥だと言われることもあります。

実はこの病気、未だ正確には原因が分かっていませんが、遺伝子レベルの異常で、体内にあるシナプスタンパク質ニューロリギンの遺伝子変異が原因だと疑われています。

むずかしい事はウィキペディアで出ていますので、興味のある方はどうぞ。
自閉症について。


1000人に1人、日本でも生まれてしまうこういった障害を持つ子供。
ある事件を最近、ニュースで見たので、どうしてもブログに書いておきたかったのです。

それは、自閉症の息子を持つ両親が、ウサギを飼う為のカゴに息子を入れて育て、死なせてしまったというショッキングな事件で、その後両親は、虐待容疑で逮捕されてしまいました。

誤解を恐れずに書きますが、「普通の健康な子供」にそんなことをすれば、間違いなく虐待、そんな親は逮捕されて当然でしょう。

いくら自閉症だからって、そんなことをしてましてや死なせてしまった事は、非難されて当然かもしれません。


でもそのニュースを見て、同じ障害の子を持つ親の思う事は、少し違います。

「明日は我が身」です。

タイトルを「バカ息子」って書きましたが、自分の息子の事を、心の底から愛していますのでご心配なく。
ただし、バカ息子というのは嘘ではなく、本当にバカだから、バカと書いたのです。

現在4歳のウチの息子、知能指数を測定すると、人間だと8か月児未満、なんとウチで飼ってる小犬以下でした。だからもちろん会話もできないし、オムツだってまだしています。

息子は専門家の方が言うには、限りなく重度に近い、中度の自閉症だそうです。
ウィキにも書かれていますが、うちの子も例にもれず、多動性という障害も併せ持っています。


これが非常に厄介で、街に出れば何の理由も行先もなく、急に走り出します。
車道を走っている車の前に、何の予告もなく飛び出します。地面にも寝転がります。
透明なガラスなどを見ると、急に興奮して力いっぱいバンバンと叩き出します。

家にいても、恐怖や痛みなどの感覚に鈍感なので、平気でベランダの策を乗り越え飛び降りますし、手の痛みを感じない為か、たたくときも力の加減が出来ないので、テレビも一台既に破壊しました。

自閉症の大きな特徴の一つである、ある特定の物事に強いこだわりを持つ、という事も持っています。
うちの子は、「食べる」という行為に強いこだわりを持っています。

まだ、食べていいモノと悪いモノの区別がついていないので、人のモノも勝手に取って食べますし、「食糧」「そうでないモノ」の区別もついていないので、「彼にとって美味しいモノ」であれば何だって食べます。

彼の大好物は、「塩コショウ」ですが、それ以外にも「布団のスポンジ」、「壁紙」など。
刺激物や、歯ごたえのあるモノが好きな様です。自宅の壁紙は、もうほとんど残っていません。

和風建築なので、本聚楽も使われていますが、そこにも歯形が残っています。

そんな感じなのでゴキブリホイホイ等、殺虫剤だってもちろん置きませんが、置いていたら食べて死ぬかもしれません。

また、睡眠障害も持っていて、寝ません。
成人の半分ほど寝れば、足りるようです。
夜中に奇声を上げて、ベッドの上をジャンプして遊んでたりします。

ここまで書けば分かって頂けると思いますが、いつも親が起きていて、そばにいるというのは不可能です。
睡眠だってするしトイレだって行くし、家にお客様だって来るし、料理している時は手を離せないときだってあります。

我が家は楽しく明るい家庭です。
妻のおかげで、2人いるムスメも非常に明るく育っています。「バカ息子」も、コミュニケーション能力を持って産まれて来ていないので、わからないことはありますが、パズルやブロック遊びなど、好きなことをしている時はとっても楽しそうです。

そんな家庭でも、そんな楽しくて明るい妻でも、忍耐力があると自分では思っている、パパである僕でも、我慢の限界に来ることがあります。人間ですから、感情的になる事もあります。

自分の子を子だとも思わずに、遊び呆けて子供に地獄を味わわせている親も、確かにいます。

ただ少なくとも大多数の親は、愛する子供をカゴに閉じ込める、ロープで縛る、睡眠薬を飲ませて寝かせるなど、最初からしていいと思っていません。

先ほど、力の加減を知らないと書きましたが、何でも力いっぱいに行動する為、筋力の発達が健常者よりも早いです。叩いたり蹴ったりしても、自分の手足が痛くないので、相手や自分がケガをしても関係無いからだそうです。

なので既に、4歳の息子に!!妻の力では勝てなくなっている様です。
僕もそのうち、押さえつけられなくなるでしょう。

ニュースで見た事件のご両親も、ウチと同様、他に子もいるそうです。
息子、たまにどこから見つけてきたのか、刃物など、危険なモノを口にくわえて歩いている時があります。
誤って息子自身やほかの子に刺さったらどうしますか?

ウチはまだカゴに閉じ込めたことも、睡眠薬や精神安定剤を飲ませた事もありませんが、出かける時はベビーカーにシートベルトをつけて、一人で動けないようにする事もあります。

安全の為に腰ひもをつけて、自由に歩かせていもいいんじゃないかとかも、考えたりしてます。
でもこれも、一歩間違えれば虐待で通報されるかもしれません。
バカな人権活動家が、「人と家畜を一緒にするな!!」なんて言いそうですね。

アテもなく、靴も履かずに家を飛び出して、近所の駄菓子屋さんで勝手にお菓子を食い散らかしていた、という事がありました。旧知の駄菓子屋さんだったので良かったですが、途中で多動性が出て、車に轢かれでもしていたらと思うと、気が気でなりませんでした。

それからではありませんが、玄関以外にも家のいたるところにカギをつけています。
冷蔵庫、居間、食器棚。。

カゴに入れる、一歩前ですね。
悲しくもカゴに息子を入れてしまった、このご両親。
この一歩手前で、誰かが助けの手を差し伸べていたらと思うと、残念でなりません。

ニュースでカゴの事件が報道されたとき、そのキャスターの発言に、非常に頭に来たのを覚えています。
「信じられませんね。」「こういう虐待が、少しでも減ってくれれば・・」

実際に自閉症の子を育てた事も無いくせに、いっぱしのキャスターが知識もなく、何も知らない視聴者をあおってんなボケ!!

ニュース番組も番組や!!
顔ぐらい隠したれ!!悪人扱いしやがって!!

法律も間違ってんねん!!
自閉症の事知らん人間が、善人ぶって何でも虐待言いやがって!!

それでなくても自閉症の本人、親家族は世間の偏見と戦ってんねん!!
「ウチに遊びに来てもいいけど、〇〇君は連れてこないでね!!」とか言われんねんぞ!!
そんなヤツのとこには、遊びになんていかんけど^^

病院行ったら、自閉症の子を育てた事無い医者がえらそーに、専門知識振りかざして「親がしっかりしなくてどーするんですか!!」なんて言われんねんぞ!!既に限界に達した親に向かって!!

自閉症の子を持つ親は、みーんな一度や二度は、「自分の子が死んだらいいのに、産むんじゃなかった、閉じ込めたら楽になるかな」って思って、それを考えた事に自己嫌悪になって、考え直して思い留った経験持ってるよ。

カゴのご両親、与えていた食事も少なかったそうですが、同じ事思ってたんじゃないかな。
もっと誰かに助けを求めていれば、と思うと本当に残念です。

最近の待機児童問題じゃないけど、もっと施設作れよ!!
特別支援学校だけじゃなく、もっと小さな子も入れるようなとこ作れよ!!

もしかしたら、もっと充実した支援があれば、カゴに入れる前に、事件を防げたかも知れないのに!!
施設に入れる事すら、罪悪感感じてるんやで、親は!!

ウチみたいに中度や重度の障害児なら、入れる施設や援助もまだある。
軽度の子の援助、軽くするな!!
軽度の子は、自分が障害児だってことを自覚してたり、普段健常者と同じように生活できたりするから、余計に差別や憐みの目で見られたりする。中重度よりも大変やったりするんやぞ!!

とにかく、もっと自閉症について、みんなの理解が広がって欲しい。
コミュニケーション能力も、息子は息子なりに、成長していく様です。
頑張ってある能力だけ、普通よりも優れた能力を発揮する様になる可能性もあるそうです。

親としてなんとか、皆さんに迷惑をかけないよう、大切に育てていきたいと思っています。
いつかこの子が、社会の役に立てるような人間になることを願って。。

この記事いいなと思ったら、ポチッとお願いします⇒
バイク ブログランキングへ

ワンオフマフラーのお問い合わせはこちらから。

ワンオフマフラーのR-style。