最近、ワンオフのオーダーで増えているのが、「ワンオフマフラーで車検対応にして欲しい」とのご依頼。
今回は、「スズキ スカイウェブ650」の車検対応ワンオフマフラーの製作のご依頼。
フルエキゾーストです^^
今回の様に新しい年式のバイクだと、今まではお見積もりの段階で、公的機関に申請する内容など説明させて頂くと、尻込みして諦められるお客様も多かったのですが、最近は「お願いします」と仰るお客様も増えてきて、「お客様の※コンプライアンスへの意識が変わってきたのかな」と、うれしく思っています。
※コンプライアンス=法令順守
やっぱり、僕はうるさいマフラー嫌いだし、うるさくて排ガスの汚いマフラーが少しでも減っていかないと、どんどん法律は厳しくなっていくし、第一近所迷惑だし、きれいな地球を後の世代に渡していきたいし、それに、ガソリンエンジン使ったバイクや車の未来が無くなってしまうと思うのです。
自分だけが、今の世代だけが良けりゃいいって思う人、減っていけばいいのに。
勿論、僕らメーカーが率先して努力して、ちゃんと静かで排ガスがきれいで、音が良くてカッコよくて、性能の良いマフラー作っていかないといけないのは100も承知ですが^^
で、本題のスカイウェブですが、先ずウチの場合は、サイレンサーから作って、サイレンサーの位置決めからスタートします。
まだサイレンサーは仮組の状態です。
中身のパンチングパイプは出来てて、後はグラスウール入れるだけの状態です。
この状態にしておいて、エキパイ作ってウール入れて、本組せずに一度、近接排気騒音を測定するのです。
そしてOKであればそのまま組むし、ダメだったらパンチングを作り直すのです。
位置は大抵、養生テープ使って決めます。
今回はお客様の趣味嗜好を考えて、カチ上げ角度は控えめに^^、エキパイの通り(エンジンからサイレンサーまで、どの様にしてエキパイを通すか)を考えて、位置決めします。
今回、お客様のご依頼は、フルチタンの焼け色付きです。あとからシェルを研磨して、焼け色を付けますが、それは本組する直前に施工します。
一番ピカピカな状態で、お客様にお渡ししたいですから^^
センターパイプは、角度切り溶接、いわゆるエビ管で仕上げました。
この方がワンオフ感出るし、人気あるし。
そしてこの中に、既にキャタライザーも入れてあります。
キャタライザーの容量の選択は、知識の必要とするところです。
排気量と気筒数から計算しますが、きっちりと計算が合うと、丁度良い背圧が掛かって、性能も出るし、世界で一番厳しいといわれる、日本のWMTCモードでの検査基準に適合する様、製作できます。
と、今日はここまで。
次は、エキパイの製作ですね。
乞うご期待^^
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