Westfield Super7のフルチタンのフルエキゾーストマフラー創りました^^
スーパー7って、本家本元のロータスをはじめ、ケーターハムやバーキン、ドンカブートなど、日本では光岡や鈴商が創ってますが、今回のはWESTFIELD製で、英国製です。
それぞれエンジンも違いますが、ケントのカスタムエンジンだったり、コスワースだったり、日本製だと日産のSR20とかだったり、最近ではスズキのK6A積んだヤツも出て、話題になりましたね^^
今回のはフォードのモンデオに積まれる、1800ccのDOHCエンジン搭載車です。
サイレンサーは真円ですが、チタン製ヒートガードは丸めずに折り曲げて、軽く研磨した後、陽極酸化処理やバーナーで加熱処理して、色を付けたりロゴを入れたりして、他にないマフラーを演出しました。
出口は、車体の中心線に対して、30度以内の角度に横に出して、法令に合わせました。
音量は93db程度なので、余裕で車検通りますね。
今回一番こだわって創ったのは、このタコ足。
元々、エキマニから車体のフロア下を通って、小さな社外サイレンサーを横出しで排気するレイアウトだったのですが、それだと最低地上高低すぎて、地面とヒットするし、オーナー様の要望で、カウル側面に穴をあけて、そこからマフラーを出して欲しいって事でしたので、タコ足はすべて狭いエンジンルーム内に収める必要があったのです。
今回は元々は無かったスポーツキャタライザーを、ふたつも装備して、排ガスをクリーンにしたかったし、せっかくだから性能も上げたいので、等長にしました。
それをこの狭いエンジンルーム内に収めようとすると、手曲げではこの小さいRは曲がりませんので、必然的にエビ管(角度を付けた輪切りパイプを、溶接してつなぐ方法)採用になり、このウネウネと脳みその様に曲がったエキマニになりました。
↑これが触媒、スポーツキャタライザーです。浄化性能を最大限引き出すため、直列につなぐ必要がありました。ステンレスメッシュの部位は、フレキシブル管で、4輪車のマフラーには必要不可欠なものです。
4輪車はバイクと違って、エンジンがほぼすべて、振動を吸収するためラバーマウントとなっています。
その為、フレームに取り付けられたサイレンサーやセンターパイプと、エンジンについているタコ足との間にフレキ管を付けて、エンジンの振動を吸収してあげる必要があるのです。
エキマニ入口は、シリンダーヘッドの排気ポートに形状を合わせるのはもちろんですが、他の部位よりも管径を細くして楕円形状とし、排気流速を上げる工夫をしました。
ワンオフだから金型なんて作りません。
真円のパイプを叩いて、手作業で成形しました。
オーナー様ご希望の、カウル穴あけ横出し部。
しばらく走ると、触媒直後の高温になる部位の為、色がいい感じでチタンブルーになりました。
吸気系のサージタンク下には、純正のヒートガードを再利用しました。
チタンで作ってしまえって声もあったのだけれど、遮熱素材をアルミで挟み込んでいる純正ヒートガードの方が、遮熱効果は高い。
チタンで作っても、熱をそのまま通してしまうので意味がない。
その代り、ステーを高級感を出してポリッシュ仕上げにして、質感を高めました。
やっぱり、エンジンルームも見て楽しめるようにしないと。
最後に動画。
正直、本調子ではないのだけれど、これは元々だから仕方ない。
オーナーさまがレストアしてる最中の個体なので。。
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