1992年式BMW R100RSのご入庫です。
車載カメラステーのワンオフ製作その他のご依頼です^^
このお客様、いろんな細かいところをキッチリカスタムされていて、すごく美しいバイクに仕上がっています。
例えばBMWのエンブレムが七宝焼きだったり^^
なんでも、ツーリング先で知り合ったカワサキ車のライダーが、上手く車載カメラを取付されていて、走行中のこのR100RSを後ろから撮影されていて、それがあまりにも美しく撮影されていたことから、ご自身の車両でもやってみたくなったらしい。
今回は左の純正バックミラーを取り外し、そこに弊社お得意のナビゲーションステーを製作して、そこにカメラステーとバックミラーを取り付けることにしました。
写真左上が今回作ったナビゲーションステー、右上が、ミラー取付部位だったところを隠すガーニッシュです。
ガーニッシュはアルミ削り出し、マシニングとか使わずに、手作業でサンダー使って削り出してますので、手が火傷しそうです。
そう、アルミは熱伝導がいいので、サンディングしてるとメッチャ熱くなるので、いつも横に、洗面器に水を入れて、たまにドボンと付けて冷却しながら作業します(*_*)
下のは、サイドスタンドです。
後で説明しますが、社外品で、スタンドストッパーのみ製作しました。
ナビステーは取り付けるとこんな感じ。
ここに、今回ご協力いただいたTANAX社製NAPOLEONミラー「バレンTT」を、同じくTANAX社製のФ22.0バーハンドル用アダプターを使用して装着。
カメラステーは、これも今回ご協力いただいた加茂屋さんの、ウレタンエラストマー内蔵型車載カメラステーを装着。
ただ残念ながら、このカメラステーは現在絶版だそうで、ご購入頂けません。
僕は社長と友達だから、特権で有ったヤツを分けて頂きました^^
今回製作したこのステー、これだけ装着するとそれなりに強度が必要になります。
ステーそのものに強度を持たせるのは、それほど難しいことではありません。
問題はその取り付ける部分、元々バックミラーが付いていた部分、アッパーカウルステーの強度です。
元々はバックミラーの重量、走行中の荷重に耐えるだけでいいので、そんなに強く作られていません。
なので本来は、アッパーカウルステーをいったん取り外して、塗装を剥がしてガゼット装着などの補強溶接をしてから再塗装、組み立てとなるわけですが、そこまでやると結構な費用になります。
なので今回いちばん頭をひねったのは、ボルトオンで出来るだけ簡単に、構造的に補強する方法です。
・・・と、そこまで書いておいて、その方法は・・・・
教えませーん(^u^)
実はもったいぶってる訳ではなく、非常に書くのが難しくて書けないのです。。
ひとつだけ書けるとしたら、アッパーカウルステーのパイプの中に、ぴったりサイズの丸棒をぶち込んでます。
あとは写真見て判断してください^^
どうしても知りたい方は、ウチまで来てくだされば丁寧にご説明差し上げます。
左ミラーは見辛いですね、たぶん。。
でもこれはオーナー様のご希望に合わせた位置です。
車幅はほぼ変わらない様に、位置関係には苦労しました。
この位置関係を実現するのに、TANAXのSさんに、だいぶとアドバイスを頂きました。
このカメラステーは、緩衝材として、「ウレタンエラストマー」という特殊なウレタンが使われていて、走行中の衝撃がカメラに伝わりにくいようになっています。
加茂屋っていう、スポーツサイクルのパーツを開発しているブランドのモノです。その辺で売ってるモノとは訳が違う高級品です。
ですが機能にこだわり過ぎて、販売価格が高くなりすぎて、商業的には失敗したのか、絶版になってしまいました(^_^;)
で、先ほどチラッと触れたサイドスタンド。
このR100RSのノーマルサイドスタンドは、オートキャンセルになっていて、サイドスタンドを使用して駐車状態から車両を引き起こすと、勝手にスタンドが格納されるようになっています。
それが使いづらいので、このオーナー様は社外品のスタンドをもう一つ、装着されていたのですが、そのスタンドストッパーがある日、飛んで逝って、無くなっていることに気付いたとの事。
見てみると、溶接が大したことなくて、パニアケースがスタンドストッパーになっていました^^
単純にストッパーを作って溶接するだけなら、その辺の鉄工所でも出来ますが、僕はそんなことはしません。
先ず完全に元の塗装を剥がして、調整式のストッパーを作ってから再塗装しました。
元の塗装は結構強い塗装だったので、まずバーナーで炙って塗装を焼いてから、ホーニング処理をして完全に塗装を剥がすと同時に、表面を梨地にして、塗装の下地も同時に作る、という豪快かつ繊細な処理を施しました。
こういう苦労は、なかなかお客様にはわかってもらえないんですよねー(>_<)
調整式のスタンドストッパーは、スタンド収納時の角度を、無段階で調整できます。
これもオーナー様のご希望です。
何か、理由があるのでしょう。
繰り返し操作してもナットが緩まない様に、スプリングワッシャを2つ、使用しました。セルフロックナットだと、ボルトのネジ山痛めますからね。
今回作ったパーツはすべて、アクリルの焼き付け塗装で半ツヤブラックに仕上げました。
TANAX社製NAPOLEONミラー「バレンTT」も、ブラックをチョイス、一体感を持たせました。
こういった、他人がナカナカしないカスタム、如何でしょうか(^^)v
TANAXさんのHP。ナポレオンブランドのバックミラーや、MOTOFizz(モトフィズ)やAERO(エアロ)ブランドのタンクバックなんかが有名ですね^^
http://www.tanax.co.jp/index.html
加茂屋さんは、BD-1やブロンプトンなどの、高級折り畳み自転車の、オリジナリティあふれるパーツを開発している、大阪、今里に本拠地を置く企業で、社長さんは僕のお友達です^^
http://www.kamoya-ne.com/
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