1996年式マセラッティ ギブリのワンオフマフラーの依頼です。
たまには車のマフラーも作ります。
↑この写真は拝借しました、スミマセン。
なぜかというと、車両をお預かりする事が出来なかった為です。
ノーマルマフラーから型取りして製作します。
この方法、あまりお勧めしません。
出来上がってからフッティングに問題出るし、余計なお金も掛かるし・・・
車両の移動が出来る状態では無かったので、オーナー様に了解を頂いて、この方法を取りました。
先ずはサイレンサーの部分のみ、型を取ります。
最初から全体を取ると、その大きさから作業がし辛くなる為です。
オーナー様の希望で、音はメチャクチャ静かに製作します。
ストレート構造では難しいな、と思ったので、膨張室式にする事にしました。
レーザーカットで各パーツを切り出します。
フタや隔壁になるパーツは、レーザーで切った板に、フラットバーを巻いて溶接します。
出口になるパイプの中には、パンチングパイプを入れて、グラスウールを巻いておきます。
消音効果、というより、音質の重低音化と、ディティールの向上の為です。
サイレンサー内部はこんな感じ。
この3部屋のそれぞれに、違った役割があります。
簡単に言えば、どの音域の音を消すか、それぞれの部屋で違います。
車はスペースに余裕があるので、いろんな事出来ますね^^
次回お楽しみに!!
ワンオフマフラーのR-style。