イタリアンスクーターのバイクカスタムマフラー販売 R-style

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バイクマフラー屋の製作日記

BIMOTA SB6R ワンオフマフラー製作 vol,2 サイレンサーステー製作など

2011年05月09日
BIMOTA SB6Rは、マフラーがセンターアップの2本出しなので、リアサスペンションのストロークを考えてマフラーを製作しないと、走行中にリアのインナーフェンダーとサイレンサーが激突!!してしまいます。



ビモータ SB6R




ウチではそんな場合、サスペンションをフルストロークさせた状態で固定し、その状態でマフラーを製作します。



ビモータ SB6Rのリアはモノサス(リンクを介したショックアブソーバが1本のタイプ)ですが、この場合は簡単にフルストローク出来るように、スプリングを外してしまいます。



先ずはシートカウルを取り外します。



ビモータ SB6R シートカウル取り外し




シートカウルそのものは、フルカーボンのモノコックなので、ネジ4本を外すだけで、シートからナンバーステー、ウインカーなどが、ごっそりと外れます。



問題はここから。

なんとこのSB6Rというバイクは、マスの集中化を実現する為、ショックアブソーバが、キャブレターとミッションケースの間の狭いスペースに付いています。

しかも、重心を下げながらも高剛性を実現する為、極太のアルミフレームがステップ付近まで覆いかぶさっています。


ですので、リアショックのバネを外す為に、ガソリンタンク外してエアクリーナボックス外して、キャブの取り付けボルト緩めてキャブを浮かして・・・


ビモータ SB6R エアクリーナボックス



そうして出来た狭いスペースに、痛い思いをしながら手を突っ込んでショックアブソーバ外して・・・


ビモータ SB6R リアサスペンション




やっとの思いでスプリングを外し、ダンパーのみを車体に再度取り付けて、ここからマフラー製作開始!!となります。




先ず、先に作ったサイレンサーを2本、モノコックシートカウルに取り付けるためのステーを製作。



ビモータ SB6R サイレンサーステー製作




おお!!

めっちゃギリギリ!!

もちろん上写真は、フルボトム時です。


もうちょっとサイレンサーを細く作れば余裕もあっただろうに。

まあ、かわせばいいんです、かわせば。


簡単な形状のステーですが、その製作だけで丸一日掛かってしまいました。



力尽きたので(笑)、エキパイ製作はまた次回という事で。




ワンオフマフラーのR-style。