BIMOTA SB6Rは、マフラーがセンターアップの2本出しなので、リアサスペンションのストロークを考えてマフラーを製作しないと、走行中にリアのインナーフェンダーとサイレンサーが激突!!してしまいます。
ウチではそんな場合、サスペンションをフルストロークさせた状態で固定し、その状態でマフラーを製作します。
ビモータ SB6Rのリアはモノサス(リンクを介したショックアブソーバが1本のタイプ)ですが、この場合は簡単にフルストローク出来るように、スプリングを外してしまいます。
先ずはシートカウルを取り外します。
シートカウルそのものは、フルカーボンのモノコックなので、ネジ4本を外すだけで、シートからナンバーステー、ウインカーなどが、ごっそりと外れます。
問題はここから。
なんとこのSB6Rというバイクは、マスの集中化を実現する為、ショックアブソーバが、キャブレターとミッションケースの間の狭いスペースに付いています。
しかも、重心を下げながらも高剛性を実現する為、極太のアルミフレームがステップ付近まで覆いかぶさっています。
ですので、リアショックのバネを外す為に、ガソリンタンク外してエアクリーナボックス外して、キャブの取り付けボルト緩めてキャブを浮かして・・・
そうして出来た狭いスペースに、痛い思いをしながら手を突っ込んでショックアブソーバ外して・・・
やっとの思いでスプリングを外し、ダンパーのみを車体に再度取り付けて、ここからマフラー製作開始!!となります。
先ず、先に作ったサイレンサーを2本、モノコックシートカウルに取り付けるためのステーを製作。
おお!!
めっちゃギリギリ!!
もちろん上写真は、フルボトム時です。
もうちょっとサイレンサーを細く作れば余裕もあっただろうに。
まあ、かわせばいいんです、かわせば。
簡単な形状のステーですが、その製作だけで丸一日掛かってしまいました。
力尽きたので(笑)、エキパイ製作はまた次回という事で。
ワンオフマフラーのR-style。