今日は、一番最初に、純正サイレンサーから起こした型に合わせて、エキパイを製作します。
型に、製作中のサイレンサーのシェル、別に作っておいた、純正エキパイと連結する為の差し込み口をセットします。
今回は、太いパイプのタイトな曲げになるので、輪切りに角度切りしたパイプを、TIG溶接でつなぎ合わせていきます。
溶接は、「バックシールド工法」と言って、通常トーチの先端からしか出ないアルゴンガスを、専用で作った道具を使ってパイプの内側にも流し、溶接部裏側の酸化を防ぐ、という手法をとります。
これをしないと、走行中にエキパイ溶接部がぱっくりと割れる事があります。
高価なガスが、ガンガン減っていきます^^
ウチでは他にも、部位に合ったバックシールドの方法を使っていますが、代表的な方法を紹介しました^^
そして!!!
エクセレントオオオオッ!!!
見事、完璧に角度を合わせて完成しました!!
ものづくりの仕事をされているお客様などは特に、「よくそんな方法で角度切りの角度、ぴったり合わせるなあ」と驚かれる方が多いです。
でもそれは、マフラー屋なら知っている、ある方法を使っているので、実は簡単なんです^^
僕もその方法に気付くまでは、切っては削って合わせて、を繰り返して、相当時間と労力を費やして作っていました。
皆さん色々考えてみてくださいね^^
最後に組立後、ちゃんと型につくかどうかのチェックと、エンブレム取付け部の決定の為、再度型に取り付けます。
チタンで焼け色ガンガンも大好きですが、ステンのピッカピカも大好きです^^
実際に車体についた状態を、見る事が出来ないのが残念です。
お客様の感想、来ればまたアップします。
ワンオフマフラーのR-style。