イタリアンスクーターのバイクカスタムマフラー販売 R-style

ブログ内検索
月別アーカイブ

バイクのワンオフマフラーの制作も承っています!

RSTCシステム採用のインナー加工で音質改善&パワーアップ

モリヤス・アイアンワークス
580-0033
大阪府松原市天美南4-5-16
TEL 072-220-8386
FAX 072-220-9226

バイクマフラー屋の製作日記

抜け過ぎ・爆音サイレンサー撲滅委員会

2009年09月09日
今回のメーカーは、「レオビンチ」、車種は「ジレラ・ネクサス500ie」です。

レオビンチって、エキパイ・サイレンサー共、作り込みは良いです。

溶接やプレスなど、高級な設備で作っているのが判ります。

そういう意味では、大量生産でしか出来ない正確さって言いますか、外国製のマフラーの中では最近ではテルミニョーニやアクラポヴィッチと並んで、売れているのもうなずけます。(実はこの3社、内部のグラスウールは同じ物を使っています。)

ただやはり、こういう大手メーカーにありがちなのは、サイレンサーが車種にあわせて専用設計はされておりません。

出口のバッフルで微調整しているのが現状です。

そして外国製の宿命といいますか、日本の道路運送車両法には適合しておりません。
すなわち、車検は通りません。

この「ネクサス500ie」は、触媒が無くても排ガス濃度は基準に適合しておりますが、レオヴィンチをはじめ外品マフラーでは、音量は適合している物は有りません。けっこう爆音です。

また、こういったストレートタイプのサイレンサーでは、アクセルを開けた時の高負荷時、音量が「バリバリッ」と大きくなる割にはトルク不足で前に進まない感じがします。

レオビンチSBK 加工前右写真の、加工前のインナーは、Ф53.0です。やはり太過ぎですよね。










レオビンチSBK バッフルですので、出口バッフルにてФ43.0に絞っています。

今回は、写真で御覧頂けるように、キャップに損傷があり、バッフルが取り外し出来ませんでした。

弊社のインナー加工は全て、バッフル無しで最適のコンディションになる様に加工しますが、今回は残す事にしました。

また、実はこういうオーバルタイプって、インナー加工にはうってつけのサイレンサーなんです。

なぜかというと、構造上インナーパイプの太さが、より太い物を選べますし、配置の自由度が高いからです。

弊社のインナー加工は、下の写真の様に、2本のインナーパイプが並んで配置されます。

例えば極端に言いますと、Ф100.0の外径のサイレンサーに、Ф60.0のインナーパイプは2本並べられませんよね?

レオビンチSBK 加工後




















いつもどおり、パイプ径と長さは企業秘密ですが、単気筒500ccという、比較的太いインナーを必要とする事例ではありますが、オーバルですので難なく加工することが出来ました。


この加工によってこのオーナー様は、望み通りの静粛性と、溢れるトルクを手に入れることが出来ました。


インナー加工についてのお見積もりは無料です。どうぞお気兼ね無くR-style
までお問い合わせ下さい!!