モリヤス・アイアンワークス
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MP3/250のサイレンサーのインナー加工です。
メーカーは「ウイルズウィン」。
わがR-styleも、MP3/250のマフラーをラインナップしたので商売敵になっちゃいましたね~
今回は、以前ウチで同じMP3の、ウイルズウィン製マフラーをインナー加工させて頂いたK氏の紹介で、同じ加工に加えて、サイレンサーのリフレッシュの依頼です。
この様に、長期の使用による痛みが激しい状態でした。
開けてみるとなんと!! ストレート構造のパンチングパイプが真ん中で裂けて、真っ二つになっていました。
激しいライディングを物語っております。
チタン製シェルは、バンドラバーとの接触面が、ボロボロでした。
このシェルは新しく巻き換えることになりました。
前後のステンレス製のフタは、熱による炭化を起こしていて、真っ黒になっていました。
こういった部分は、研磨する事で比較的簡単に、新品同様の美しさを取り戻す事が出来ます。
エンブレムは一見、リベット留めに見えますが、実は両面テープで貼ってあリました。
チタンは実は、テープなどの接着剤が着きにくい性質を持っています。
ですので比較的簡単に剥がす事が出来ました。
取り付けは新たに穴を開けて、リベット留めするほうが良いと判断しました。
ウィルズウィン製サイレンサーは、触媒が装備されていますが、触媒って使用中は、凄く高音になるんです。
R-styleでも、学生フォーミュラマシンに取り付けたサイレンサー内部のグラスウールが溶けてガラスの塊になったり、アルミバッフルが溶けて跡形も無く消し飛んだりした事があります。
このインナーパンチングパイプも、相当な高音にさらされていた事は容易に想像出来ます。
そしてここからは加工です。
インナーパイプはIN側、EX側とも250㏄にしては細めのパイプ径を選択しました。(K氏と同じ太さ)
これでノーマルよりも少し大きめの音量、トルクモリモリのマシンになる筈です。
新しく巻いたチタンシェルは、まだブルーの保護シートが貼られた状態です。
シェルに焼け色を付け、フタを磨いてから組立しました。
焼け色の付け方がウィルズウィンとR-styleとでは違うので、色合いも少し違います。
ここまですると、殆ど新品のサイレンサーの様になりました。
インナー加工でトルクアップ&音量の静粛化をはかり、ついでにリフレッシュして、お気に入りのマフラーを新品の様に甦らせるってのも、コスト的にもオススメのサービスです。
イタリアンスクーターのマフラーのR-style。