イタリアンスクーターのバイクカスタムマフラー販売 R-style

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バイクマフラー屋の製作日記

ホンダCB400SFワンオフサイレンサー

2010年01月12日

ホンダCB400SFの、ワンオフサイレンサーを製作しました。

オーナーのM氏のご依頼内容です。

1.元々付いている「モリワキ製」のフルエキゾーストのサイレンサー部分のみを作って欲しい。

2・R-style製の、「ユニバーサルサイレンサー・チタン焼け色有」をベースに製作して欲しい。

3.出口形状は、最近のモトGPレースで使われている様な形状にしたい。

4.音量は少し大きめに(下品なのはダメ)

5.R-styleのエンブレムを付けて欲しい。


上記の依頼内容から、こんなサイレンサーが出来ました。

20091228_01


シェルはチタン製ですが、焼け色のつけ方を、最近ご好評頂いている、全体を一度軽く炙って黄金色にしてから両端を炙ってブルーにする方法を採りました。

20091228_02


出口形状は、ステンレスパイプを3つ、角度切りにして溶接するのみ、と言ってしまえばそうなのですが、これが結構手間がかかるんです。

というのも、通常だと溶接してから全体を研磨するので、研磨作業をしっかりやれば美しくなるのですが、これは手順が逆で、輪切りの状態で一つづつ研磨仕上げをしてから溶接しています。

ですので、溶接のビードのみならず、溶接焼けもキレイに均一に出さないと、出来上がりはすごく汚くなってしまいます。

失敗して汚い溶接焼けになってしまうと、もう一度磨いて付け直す、ということが出来ませんので作り直しになってしまいます。

最初の研磨もキレイでないと溶接焼けもキレイに出ませんし、結構大変な作業なんです(苦笑)

20091228_03


これがウチのエンブレムです。

実は、R-styleのロゴの周りはパンチングメッシュになっていて、透けています。
ですのでチタンの焼け色のグラデーション部分に付けると、エンブレムもグラデーションが掛かっている様に見え、とてもカッコいい!!

手前味噌ですが、とても良いデザインだと思います。


20091228_05


今回は、サイレンサーが完成してから車両を持ち込んでいただいて取り付けする、という手順を踏みましたので、現物あわせで製作をしなかったのですが、元々汎用性の高いユニバーサルサイレンサーをベースに製作しておりますので、難なく取り付け出来ました。

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納車が夜になりましたので、室内での撮影となりました。
インナーパンチングはストレートのФ45.0です。(ユニバーサルサイレンサーはФ42.7)

少し太めにしましたが、爆音ではなく上品な音量・音質に仕上がりました。

400cc独特の、切れの良い快音を響かせてお帰りになりました^^。


サイレンサーワンオフのR-style。