Harley‐Davidson DYNA street bob
このストリートボブをはじめ、ほぼ全てのハーレーは、振動が大きいです。
ですので、ウチではステーなど、力の掛かる部分は極力、「トラス構造」を採用する様にしています。
しかも今回は、ステーを目立たなくする為に、サイレンサー裏側に隠れて、見えないようにしました。
そうして作ったステーに、サイレンサーを取り付けると、エキパイの必要な曲げ角度などが見えてきます。
曲げ角がわかると、手曲げに入ります。
こうして曲げたエキパイを、切って合わせると、こんな感じになります。
うん、これだけでも、カッコよくなる雰囲気が出てきました^^
V型エンジンの場合、リアバンク側は、どうしてもフロントバンクに比べて曲げがキツくなります。
ですので、手曲げと輪切り連結の、複合技で製作します。
曲げたエキパイを磨いてピカピカにし、焼け色を付けると。。。
おおっ!!!
エクセレントオオオッ^^^^
結構私、作りながらそのカッコよさにホレボレし、眺めながら、悦に入ってしまう事が多いです^^
多分そんな時は、かなりニヤけていると思います。
排気音も問題なかったので、サイレンサーも最後の溶接を済ませ、焼け色を付ける前の研磨を施しました。
ですが!!!
この時点で「ある問題」に気付きました。
それは、この鉄の馬にまたがって、足を床に付いた時の事。
気を付けないと、右足のふくらはぎが、エキパイに当たってしまうのです。
これでは、エキパイが熱い時は、最悪、火傷をしてしまいます。
ですので、オーナーのA氏に許可を取って、ヒートガードを製作することにしました。
そのヒートガードも、どうせならカッコよく、センスのあるものを作りたいですよね。
次回はそのヒートガード製作を紹介します。
ワンオフマフラーのR-style。