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バイクマフラー屋の製作日記

トライアンフ・デイトナ675ワンオフカスタム その①

2009年11月08日

トライアンフ・デイトナ675のワンオフマフラー製作です。

daytona675 排気デバイス
デイトナ675は、純正エキパイ集合部直後に「排気デバイス」が装着されています。
排気デバイスは、有名な物はヤマハの「EXUP」があります。

このデイトナ675の排気デバイスもEXUP同様、そのエンジン回転数など使用状況に応じてエキパイ集合部直後の排気管径を電気的に変化させるという物です。

そして、エンジンその物のバルブタイミングやカムリフト量、点火時期やインジェクションの燃調等全てが、排気デバイスがあることを前提にセッティングされています。

ですので、もしフルエキゾーストマフラーを製作してこの「排気デバイス」を外してしまうと、どんなに高級なチタンパイプの手曲げマフラーを作っても、性能は落ちてしまいます(特に中低速域のパワーはガタ落ちします)。

オーナーのS様は、今回はスリップオンの製作ですが、ゆくゆくはフルエキをお考えでした。

ですが、私は「やめた方がいいですよ」とお伝えしました。
金儲けだけを考えると「作らせてください!!」と言うかもしれませんが、それはオーナー様の不利益になりますから。

デイトナ675 ノーマルサイレンサー
デイトナ675はセンターアップエキゾーストです。

そして、ナンバー&ウィンカーなどのステーが、サイレンサーに装着されています。
ですので、サイレンサーをワンオフ製作しますので、必然的にそのステーの事も考えないといけません。

もし、ノーマルのようにサイレンサーからステーを延ばす場合、サイレンサー内部にナットを取り付けたり、溶接の場合はシェルその物の肉厚を、強度アップの為に分厚い物を使わないといけません。サイレンサーの重量がどうしても増えてしまいます。

・・・眺めながら考えていると、なんと良い場所に、フレームから、ステーに使えそうな穴の開いた突起を発見しました!!

ですので、ステーはフレームに取り付ける事にして、サイレンサーは軽量化を重視した超薄肉フルチタン(なんとシェル肉厚は0.6mm!!)のオーバルに決定しました。

次回から実際の製作風景をアップします。請うご期待!!


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