イタリアンスクーターのバイクカスタムマフラー販売 R-style

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バイクマフラー屋の製作日記

トライアンフ・デイトナ675ワンオフカスタム その④ エキパイ製作

2009年11月11日

Triumph Daytona675のエキパイ製作です。

使用する材料はチタンTP340、Ф45.0 t1.0です。
「t」とは肉厚の事です。

これをR-styleでは手曲げで製作します。

チタンエキパイ手曲げ、砂詰め
①先ずは必要な寸法に切断して砂詰めです。

この砂の中に隙間があると曲げた時にシワが寄ります。

ウチでは専用の治具を使い、ハンマーで叩いてしっかり詰め込みます。

チタン手曲げ 砂詰め木栓
②砂を詰めた後、木栓を叩き込んでフタをします。

金属で溶接してフタをするメーカーもあるようですが、木栓の方が砂に圧力をかけられるので僕は好きです。

この砂詰めで90%、曲げの品質が決まるといっても過言ではありません。


チタンエキパイ手曲げ
③パイプ表面をキレイに脱脂してから、プロパンと酸素を使うバーナーで炙って曲げていきます。

脱脂が悪いと、指紋や斑点などが焼き付き、キレイな焼け色になりません。

融解温度の低いチタンは、ステンレスよりも弱い火力で、曲げR内側の炙りはせずに曲げてゆきます。

チタンの場合は、内側より横の炙りの方が重要だと思います。



チタンエキパイ手曲げ完了!!

④今回のように、1曲げと2曲げの間隔が狭い場合は、1曲げ後しばらく冷ましてから2曲げを行ないます。

冷まさずに2曲げをすると、1曲げの熱で必要ない場所が曲がり、シワが寄ってしまいます。


daytona675 ワンオフスリップオン完成!

⑤全て現物合わせで曲げたパイプを切断、差込口やスプリングフック、ステーなどを溶接してエキパイ完成です。

この作業は車体に付けたり外したりを何度もするので結構大変です。


triumph daytona 675 ワンオフマフラー装着!!

⑥車体に取り付けて、作業完了です。
チタン独特の手曲げの焼け色がとてもカッコいい!!


いつもそうですが、完成後最初にエンジンに火を入れるのって結構ワクワクします。

「キュルルルッ」「ドゥヴォンッ!!」

トリプルエンジン独特の野太い低音が工場の中に響きました。

良い音です。

ただ、思ったより静かかも。
多分、排気デバイスのせいだと思います。
排気デバイスを全開ホールドにすると予想したぐらいの音量になる筈です。
性能がダウンしますので行ないませんが。


明日は、フェンダーレス・ナンバーステーの製作です。
実は、その後スグに納車しないといけません。

オリジナルエンブレムもオーダーをお受けしましたので、とりあえず納車してからまた入庫する予定ですが、とりあえずは走行できる状態にしなくてはなりません。

オーナー様は毎日仕事を終えた後、工場にお越しになります。

すごく楽しみにされているのが伝わってきて、期待にこたえる為頑張りますね!!


輸入車ワンオフマフラーのR-style。