ステンレスのボルトって、なんでこんなにも焼け付きやすいのでしょうかヽ(`Д´)ノ
ビューエルX-1のマフラーを製作中の出来事でした。
ワンオフマフラーの製作って結構、作りかけのマフラーを、付けたり外したり、を繰り返すんです。
腹下にサイレンサーが付いている、Buell X-1 Lightning だって例外ではありません。
サイレンサー仮留めの時、ステンボルトを締めこむ時に、感触が変だったので、嫌な予感がしたんです。
トランスミッション下部にある、サイレンサー後部マウントボルトが焼け付いて緩まない・・・
ここは手が入りにくい部位なので、サイレンサーバンドにナットを溶接しました。
たしかに、ナットを溶接すると、ナットが歪んで焼け付きやすくなるので、予防策で溶接後、ネジ切り用のタップを通してネジ山を立て直し、さらにボルト及びナットに潤滑油を塗って締め付けたのですが・・・
幸いこの部位は、ステーそのものが取り外し可能なので、サイレンサー諸共取り外し、ボルトの頭をグラインダーで削って飛ばして外しましたが、苦労して作った変則5角型のサイレンサー用バンドは、ゴミとなりました。
防錆と商品性向上の為、ステンレスボルトはよく使いますが、ステンレスの熱伝導率の悪さの為、摩擦熱で局部的に高温になりやすく、溶けて焼け付きやすいそうです。
ボルトの材質に一番向いているのは、焼入れされた炭素鋼だと思います。
炭素鋼がサビなければ、そして美しければ、ぜひ使いたいところですが、そこのところはステンレスに軍配が上がるんですねー。
これで3時間、ロスしました。
ワンオフマフラーのR-style。