イタリアンスクーターのバイクカスタムマフラー販売 R-style

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バイクマフラー屋の製作日記

ステンレスのボルトなんて、大嫌いだー(;゚Д゚)!

2010年11月14日
ステンレスのボルトって、なんでこんなにも焼け付きやすいのでしょうかヽ(`Д´)ノ



ビューエルX-1のマフラーを製作中の出来事でした。



ビューエル X-1 ワンオフマフラー製作中、それは起こりました!!





ワンオフマフラーの製作って結構、作りかけのマフラーを、付けたり外したり、を繰り返すんです。





腹下にサイレンサーが付いている、Buell X-1 Lightning だって例外ではありません。





サイレンサー仮留めの時、ステンボルトを締めこむ時に、感触が変だったので、嫌な予感がしたんです。





ステンレスボルトが焼け付いて緩まないっ!!





トランスミッション下部にある、サイレンサー後部マウントボルトが焼け付いて緩まない・・・




ここは手が入りにくい部位なので、サイレンサーバンドにナットを溶接しました。




たしかに、ナットを溶接すると、ナットが歪んで焼け付きやすくなるので、予防策で溶接後、ネジ切り用のタップを通してネジ山を立て直し、さらにボルト及びナットに潤滑油を塗って締め付けたのですが・・・




幸いこの部位は、ステーそのものが取り外し可能なので、サイレンサー諸共取り外し、ボルトの頭をグラインダーで削って飛ばして外しましたが、苦労して作った変則5角型のサイレンサー用バンドは、ゴミとなりました。



にっくきステンレスボルト、死す!!




防錆と商品性向上の為、ステンレスボルトはよく使いますが、ステンレスの熱伝導率の悪さの為、摩擦熱で局部的に高温になりやすく、溶けて焼け付きやすいそうです。



ボルトの材質に一番向いているのは、焼入れされた炭素鋼だと思います。
炭素鋼がサビなければ、そして美しければ、ぜひ使いたいところですが、そこのところはステンレスに軍配が上がるんですねー。



これで3時間、ロスしました。





ワンオフマフラーのR-style。