すごいすごい!!この「スズキ スカイウェブ650 車検対応ワンオフマフラー製作日誌」へのアクセス数!!みなさんありがとうございます!!大人気^^
しかしいよいよ完結に近づいてまいりました。今回はお国の検査前の、弊社での音量測定まで行っちゃいます。前回までのブログ見たい人は、下の方にリンク貼っときましたんで是非^^
前回はエキパイ完成まで書きました。
サラッとチタンエキパイですが、パイプ寸法や排気流速を早める構造など、見どころ満載。
何も知らずに見ると、普通にしか見えないですが^^
サイレンサーは焼け色付のご依頼ですが、未だ↑の状態でグラスウールも入ってませんので、一度分解して磨きます!!このマスクマンはとおやん本人です^^
磨きあがり!!ピカピカにしたった!!
こういうだだっ広い面積のチタンは、表面が加工熱で焼き付きやすく、難しいのです。
この大阪生野区界隈は、研磨屋さんも多いのですが、どこもかしこも出来なかったので、自分で研究して出来る様になったのだよ。出来るとこ、ウチ以外には一社だけ、僕の研磨のお師匠さまのとこだけです。
焼け色付けるよー
この焼き方はムラが出やすいので難しい
パンチングにステンレスウール巻くよ、これはグラスウール飛散防止だな。
どうしてもサイレンサーはキャタライザー直後になるので高温のままガスが通過する。
だからウールが飛散しやすい。だから下のパンチングが見えなくなるくらい、みっちりと巻くよ。
実はねー、↑のパイプの中に、車検対応とトルクアップの要、R-style独自の「RTPシステム」が入ってるよ。
写真撮るの忘れた(>_<)
グラスウール入れて仮組して、近接排気騒音測定。
測定方法は、排気口と同じ高さ、排気口向きより45度、後方50cmのところにマイクをセットし、エンジン回転数を徐々に上げていき、ピークパワー発生回転数の50パーセントの回転数まで達したところで急速にスロットルを閉じます。
94デシベル以内であれば合格で、今回は86デシベルだったので全く問題ないのだが、問題はそこではなく、広大なテストコース持ってる会社じゃないと測定できない「加速騒音テスト」ってやつ。
「最高出力の60%の回転数で走行した速度から、アクセル全開にして10mをフル加速した時の騒音を、7.5m離れた位置でマイクをセット、測定した騒音」が加速騒音で、82デシベル以下ってやつをクリアしないといけない。
加速騒音測れないウチみたいな零細企業は、近接から憶測して、これくらいだったら大丈夫かなってところで判断するの。近接86デシベルだったら、加速は経験上、ギリギリOKかなあってレベルかな。
なので一度サイレンサーを分解。
もうちょっと音量下げる加工するよ。
ほら、ちょっと測定でエンジン回しただけで、ステンウールもグラスウールももう焼けてる。問題ないけど^^
1デシベル下がった^^
なので本組みするよ!!
キャタライザ周辺の熱害チェックもしないとね。
熱が伝わりにくいようにマホービン構造にしてるけど、下手すりゃWMTC排気ガス浄化性能の測定時に、周辺の樹脂パーツが溶ける事も有る。(経験済み)怖いからね。
これで一応完成。あとは日本自動車検査協会の試験日を 待つのみです。
前回までのブログはこちら。
スズキ スカイウェブ650 車検対応ワンオフマフラー製作日誌
スズキ スカイウェブ650 車検対応ワンオフマフラー製作日誌vol,2