イタリアンスクーターのバイクカスタムマフラー販売 R-style

とんでもないワンオフマフラーの依頼をお受けしました。

ジレラ・フォコ５００ｉｅに、ガトリンク砲の様なマフラーを作って欲しいとのご依頼です。




上記は実在の軍用ガトリンク砲だそうです(GUN SHOP GEAR店長談)。

この砲身部分をサイレンサー部で再現し、エンジンを掛けると砲身が回るようにして欲しい、との事でした。


可動部位のあるマフラーは製作した事が無かったので、お受けするかどうか迷いましたが、色々構造を検討した結果、出来そうな感じでしたのでお受けしました。


製作前の打ち合わせで、以下の事が決定しました。

１.砲身部のディティールは精巧に再現する。
２.砲身部分は耐熱ブラック塗装とする。
３.エキパイはR-styleのレアルパイソンの物を流用する。
４･重量が重くなると予想される為、サイレンサーステーはレアルパイソンの物よりも耐久性を強くする。
５.車検に通る様に製作する。(保障は出来ないが、努力するという事でご理解頂きました。)
６.砲身部分は勢い良く回転する様にする。
７.サイレンサーシェルはステンレス製とする。
８.R-styleのエンブレムを取り付ける。



オーナーのＫ氏は神奈川在住なので、車体はいつもお世話になっているバイク屋通りの「ヤングオート」さんで試乗車をお借りする事とし、通販で納品する事にしました。


先ずは製作に入る前に、ヤングオートさんに許可を頂いてから、内部構造図の製図から行ないました。

私は通常、ワンオフマフラーを製作する際、図面を書くことはあまりしないのですが、今回はさすがに書かないと訳が分からなくなりそうだったので、しっかりとした図面を書く事にしました。



作った事の無い物を、しかも高い技術レベルの物をお受けする時は、とても胸が高鳴ります。

他のマフラー屋仲間には、「ようそんな仕事、受けたなあ」と心配されてしまいましたが。

まあ、アメリカ製で、上の写真の右上のような物があるらしいので、大丈夫でしょう！？アメリカ人に出来て、僕に出来ないという事は無い！！


次回からいよいよ、製作の模様をアップします。乞うご期待！！

イタリアンスクーターワンオフマフラーのR-style。