イタリアンスクーターのバイクカスタムマフラー販売 R-style

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RSTCシステム採用のインナー加工で音質改善&パワーアップ

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バイクマフラー屋の製作日記

ジレラ・ネクサス250ieワンオフカスタムその⑦

2009年11月01日

先日よりカスタムが続くジレラ・ネクサス250ie の、ブレーキマスターシリンダーの、リザーバータンクのフタを、ワンオフで製作しました。

ネクサス・ブレーキリザーバータンクキャップ?

左右ありますので、ハンドメイドのワンオフ感・高級感を楽しんで頂く為に、左ブレーキ側に「R-style」、右側にオーナー様のイニシャルをそれぞれ彫刻しました。

マスターシリンダーキャップ・フライス盤にて製作中
ノーマルのキャップから採寸して簡単な図面を書き、フライス盤という機械で削り出していきます。

材料となるアルミは、「5052S」という、硬度の高い合金を使います。やわらかい物だと使用中にキズが付きやすく、硬質アルマイトを表面に施してももちません。

もちろん弊社では、5052Sを使った上に硬質アルマイトを施しますので、美しい状態を長く楽しむ事が出来ます。


マスターシリンダーキャップ裏面
実は加工自体は表面より裏面の方が複雑で時間が掛かりました。

製作に掛かった時間は丸一日です。

右が純正品、左がワンオフ品です。

マスターシリンダーキャップ表面
表面は、デザイン性が重視されます。

色々検討した結果、飽きの来ないシンプルな、このデザインにしました。

取り付けボルトも、ステンレスのキャップボルトを使用出来るように加工しました。

ここから、研磨作業に入ります。


マスターシリンダーキャップ表面研磨
上が未研磨、下が研磨済みです。

硬度の高い材料なので、磨くと良い光沢が出ます。やわらかいアルミだと磨いてもスグに酸化して白くなってしまいます。

ちなみに4つあるのは、機械加工の鉄則ですが、加工不良が出たときの事を考えて必要数より多く加工した為です。

当初はは加工はここまでで、アルマイト屋さんに送る予定でした。

この状態でも充分にカッコいいのですが、もっとハンドメイド感や高級感を楽しんで頂きたいとの思いから、ロゴとネームを彫刻を施す事にしました。もちろんサービスです。

マスターシリンダーキャップ彫刻
これも位置や書体を油性ペンで書いてみて、お名前はフルネームよりもイニシャルの方がシンプルで、ロゴも過度に大きくならない様にデザインを決定しました。

車体に取り付けた状態でいちばんカッコよくなる様にデザインしました。

まだアルマイト前なのでキズをつけてはいけませんので取り付けする事が出来ません。

完成したらまたアップしますね^^。

マスターシリンダーキャップ・アルマイト加工前
彫刻後スグに小袋に入れてキズや酸化を予防します。この状態でアルマイト屋さんにお渡しします。

硬質アルマイトは、赤や青など、色んな着色が出来ます。

今回はオーナー様のご依頼で、無色透明なアルマイトを施す予定です。



アルミ削り出しワンオフはモリヤス・アイアンワークスまで!!