ジヘイ君の好きな物トップ5!!
1、うまい棒
2、バニラアイス
3、お風呂
4、砂
5、緑いっぱいな場所
まあ本当はもっといっぱいありますが、スナック菓子と砂、自然がいっぱいな水のある場所、という所で、家族の遊びは最近は、オートキャンプ場に行くことが多くなりました。
ジヘイ君以外にもウチには子供が二人、7歳の娘が2人いますし、安上がりで目いっぱい自然と触れ合え、楽しめるので、オートキャンプは家族の遊びとして最高だと思います^^
あ、そうそう、ジヘイ君もつい最近、6歳になったのですよ!!
キャンプから帰ってきて、お誕生日パーティしました。まあこの話はあとで^^
今回行ったキャンプ場は、神戸の「しあわせの村テントキャンプ場」
しあわせの村、という公園の中に、オートキャンプ場はじめ、超広大な遊具施設、レストラン、ホテル、研修場、福祉施設、病院、スポーツ施設、温泉などがあり、近場という事もあって、超お気に入りな場所になりました^^
昼間はジヘイ君にとってパラダイスです。
遊具施設の中に、水が流れている場所があり、子供たちがバシャバシャ、キャッキャ言いながら遊んでますが、流れる水を見るのが大好きなジヘイ君、とうとう水の中に砂を投入、泥を作って体に塗り始めました^^
服がぬれると気持ち悪いのか、脱いでしまうんですが、この日はとうとう、すっぽんぽんになってしまいました^m^
普通、こどもが脱ぐと親は叱るでしょうが、僕達は叱りません。ここの他の親御さま方のまなざしは温かく、とっても楽しいひと時を過ごすことが出来ました。
ジヘイ君、言葉を話すことは出来ませんが、キャーキャー泥水と戯れていました^^
目いっぱい遊んだあとは、お風呂です。
ここのお風呂は凄くて、まるでスパワールドみたいです。
温泉はいつも、娘は母親と、ジヘイ君は僕と入ります。
ちょっとでも目を離すと、目的地もなく走り出すので、脱衣場や体を洗う場所はいつも隅っこを選びます。
おふろでは、機嫌が良かったのか、いつも声を出していますが、今日は何かその声が、歌っているように聞こえて、僕もとっても気分が良かったです。
洗っている最中、「じへいー、泡やでー」って泡を手に取らせたり、おなかに塗ってやります。
そうするとジヘイはそれを取って、壁や鏡に塗って遊びます。
僕がそれをシャワーで流すと、また無表情で塗ります。
一種のこだわり行動なのでしょうか。いつもお風呂でそうして遊びます。
今回は、急に走り出す事も無く、ジャグジーでは僕に馬乗りになって、僕の頭に触れたり、僕にピッタリと引っ付いたりしていました。
話せないジヘイの愛情表現なのか、そうやって触れたりしてくれると、親の僕は嬉しいものです(^o^)
お風呂から上がると、事件は起きました。
脱衣所から出ると、その向かいに駄菓子屋さんがあって、その横に貴重品を預けている事務所があります。
風呂上がりには飲み物を買ってやろうと思っていますが、もちろん財布が無いとそれも出来ないので僕は両手でジヘイの両手をもって、なおかつ着替えた服なども持って事務所へ向かいました。
ですがジヘイ君の目には、駄菓子屋さんしかも大好きな、うまい棒が映ってしまったのです。
ある程度予測はしていたので両手を持っていたのですが、それがダメだった。
ダッシュしようとしてかなわなかったジヘイ君、次には両足の力を抜いて、つかんだ手を放す戦法に。
その瞬間。
明らかに、ジヘイ君の左腕から、「ポキッ」という感触が。
アッと思って手を放すと、ジヘイ君は廊下に寝そべりましたが、思ったほど泣きません。
ちょっと「うわーん」と泣いた程度で、「ジヘイ、すまんかった、大丈夫か!!」と腕をさすると、「ウエッ、ウエッ」っというだけでスグに泣き止みました。
でも、やっぱり痛いのか、座っても、うまい棒を買って食べていても、左腕はダラーンとしたまま。
ママ達も風呂から出てきて、ジヘイの腕をさすっても、上に持ち上げても、痛がる声すら上げません。それどころか無表情です。
「どうしよ、病院行くか」「脱臼かなあ」
「でも、そやったらもっと痛がるやろ」「筋違えたんかなあ」
自閉症の子にはよくある事のようで、手足の感覚が、他の人に比べて鈍いので、けがをするまで力いっぱい動いたり、靴や手袋を嵌めるのを嫌がったりしますが、突発的な動き、急に走り出したりするので、手を繋いでいることが多いと、そのせいで脱臼したりするのです。
手がいっぱいだったという事もあるのですが、なぜわきを抱えていなかったのかと、猛烈に反省、心配しました。
「もしジヘイの腕が、神経かなんかが切れていて、二度と動かんかったら・・」とか僕が言うと、さすが自閉症の息子の母、カミさんがこう言い放ちました。
「要らん事する手が無くなったら楽になるわー(^o^)」
やって!!
まあ確かに、いつも家の中で胡椒や砂糖ぶちまけたり、布団やマットちぎって食い散らかしたりするので、大変なのはわかるけど^^
まあ当たり前、本気ではないのですが、いつものカミさんの苦労を知っているので実感がこもっていました(^o^)
自閉症の子の親はよく、うつ病になるって言いますが、ウチは大丈夫やな^^
晩ご飯食べてる時も、痛い顔は全くせず、左腕はダラーンとしたまま、大好きなカレーを掬ってほおばる。しゃべらないからどこが痛いのか、そもそも痛いのかどうかもわからない。
家に帰ってきました。
キャンプ道具の片づけがひとしきり終わって、クルマで眠っていたジヘイ君を起こす。
腕を目いっぱい上にあげても、全く痛がらない。
肩ではなさそうだ。
腕を水平にして肘を上に直角に曲げても反応なし。
そこでそのまま、左右に回してみた。
すると少しだけ、本当に少しだけ「ふええっ」と表情をゆがめた。
おお、肘が痛いのか!!
カミさん、スマホで肘の脱臼の治し方を調べて、実践してみました。
どうもかみさん曰く、肘を水平にして少し、ひじ関節の下の、二本の骨を寄せる様につまむそうです。そうすると、少しポキッと言う感触があったのかなかったのか、よくわからんかったそうです。
しかし、驚く事にその瞬間から、ジヘイ君は目いっぱい左腕を動かすようになった。
そのあと、ジヘイ君のお誕生日パーティ。
ケーキの食べれないジヘイ君、大好きなアイスでお祝い。
「ハピバースデイ ディア ジヘイ君!!♪」
「6歳になったね、ジヘイ、おめでとー!!」
と、家族で合唱。
頭や耳をさすってオメデトーと、笑顔を見せてやると、今まで見た事の無い様な、頭を上下に動かして喜んでいるのかいないのか。
なんとそのあとジヘイ君、今日ずっとダラーンとしていた左腕を、テーブルの上に出して僕達に見えるように、何度も曲げたり伸ばしたりしました!!
心配していた僕達に、「動くようになったよ、もう痛くないよ!!」と教えてくれたのかな^^
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