ケーターハム スーパーセブンってご存知ですか?
ケーターハムってのは、イギリスの自動車メーカーですね。
元々はロータス スーパー7って車なんですが、いろんなメーカーが似た形の車を作って販売してて、ケーターハムだったりバーキンだったり、ドンカブートや、日本では光岡自動車や鈴商のスパッセがありますね。
愛好家の間では、ロータス以外のセブンを、「ニアセブン」って呼ぶらしいです。
今は本家ロータスでは生産してなくて、ケーターハムが受け継いでいるそうです。ご興味ある方は、ググってみてください^^
そして最近、あるお客様からの問い合わせで、
「中古のケーターハム7買ったんですが、マフラーが爆音で音質も最悪なんです。何とかなりませんか(^_^;)」
過去に本家ロータスのサイレンサー作ったり、スパッセのサイレンサーをオーバーホールしたこともあるので、お受けする事にしたんですが。。。
過去のブログ記事はこちら。。
http://blog.livedoor.jp/marunmarun1/archives/1499457.html
2013年3月2日 のフェイスブックのタイムラインです。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=491561900880303&set=a.462671173769376.97029.282287488474413&type=1&theater
宅急便で送られてきたサイレンサーは、想像以上の難関でした^^
とりあえず、お客様の仰る症状を確認しなければ。
ウチにはケーターハム7は無いので、僕のBMW R1200GSに、アダプター作って付けてエンジン始動。
とにかく音質は、フライパンをハンマーで激しく叩いているような、史上最低の音質でした^^
たぶんストレート構造やけど、グラスウールからっぽでしょう。
音量を測ってみると、97db/5000rpmで、たぶんケーターハムに付けると、100dbは超えると思われます。
爆音ですな^^
それに当たり前のように、オーバーホール出来るように作られていない、キットカー文化丸出しのサイレンサー。
ここまでは想定内。。
ですがよく見ると、意味不明な所にスポット溶接らしき丸い点がたくさんある・・・
どこにメスを入れたら良いのかわからない・・・
当然組み立てて再溶接した後、元のカタチに極力近づけるように、切る場所を考えるのですが、今回は、
えいや!!どないかなるやろ!!
と、根性決めて切りました^^
はい、バラバラ^^
簡単に書いてるけど、ここまで約5時間。
ホンマに人間の手術やったら、大手術の域ですね。
必要のない部分も、「多少は」切りました^^
黒い綿状の物はステンレスウールで、グラスウールは全く残っていませんでした。年式を物語ってますね^^
グラスウールはギュウギュウに詰めておきます。
それだけではたかが知れてるので、より消音効果を高める為、ウチの超企業秘密の
「RTPシステム!!」
をインストールして組み立て。
このRTPシステムってのは、抜けを極力悪くせずに、最高出力を維持したまま中速域のトルクを増やして、音量だけ下げることが出来るシステムで、今のウチの車検対応マフラーにはすべてインストールされてます^^
はい!!
元々以上に美しくピカピカに組み上がりました~^^
肝心の音量はと言いますと、加工前は97dbだったのが、
92.7db/5000rpm
まで下がりました^^
音質も、ストレート構造特有の、柔らかい音質になりましたよ^^
動画撮っときゃよかった。。。
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