モリヤス・アイアンワークス
580-0033
大阪府松原市天美南4-5-16
TEL 072-220-8386
FAX 072-220-9226
先日の続編、カワサキ・Dトラッカーの、サイレンサーインナー加工です。
サイレンサーはヨシムラのトライコーン(JMCA認定品)ですが、オーナーご自身でサイレンサーを、20cmほどショート加工された事で、音量が大きくなってしまい、街乗りに気を使う、とのことで、今回の依頼となりました。
このヨシムラの「トライコーン」を始め、形状が三角形のサイレンサーは、元々の排気管が、サイレンサーの中心を通っていない為に、ほぼワンオフ製作のRSTCシステムは、材料の切断寸法の計算が難しいです。
高校生に戻って、三平方の定理を勉強しなおさないといけませんね^^
三角関数フル活用です^^
今回のように車両をお預け頂ける場合は、完成後のテスト走行をしっかりと行います。
今回は、性能はバッチリだったのですが、サイレンサーが短いせいか、音質がオーナーご希望の重低音でなく、少し神経質な高音に感じましたので、音質改善の為に少し加工を施す事にしました。
これは、「スパークアレスター」と言って、アフターファイアを軽減する物です。アメリカのカリフォルニア州などは、空気が乾燥しているので道路周辺の草木に、マフラーから出たアフターファイアの火が燃え移って、火災にならないように純正時から装着が義務付けられているのだそうです。
アフターファイアも軽減しますが、実は音質を変える効果もあって、ウチでは後者の理由で使うことが多いです。
これをRSTCシステムの出口付近の排気管内に取り付けて、音質をワンオクターブ下げる事に成功しました。
性能も、クラッチミートでフロントが浮きそうな感覚を実現する事が出来ました^^
RSTCシステムのR-style。